望まれない被害者?

「時効」の維持を 事故で次男亡くした遺族 「被害者にも区切り」

 「被害者と司法を考える会」代表の片山徒有さんが20日、千葉景子法相に面会し、現行の公訴時効制度を維持するよう申し入れた。片山さんは平成9年に8歳の次男を交通事故で亡くしており、被害者の立場から制度維持を求めるのは異例。

 片山さんは記者会見し「時効によって被害者がひと区切りをつけ、立ち直っていくことが大切だ。時効がないと被害者が苦しむ時間も長くなる」と訴えた。

 法務省の勉強会は7月、殺人罪の時効廃止などを盛り込んだ報告書をまとめ、制度見直しに向けた動きが出ている。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091020/trl0910202132019-n1.htm

私は、「被害者やその家族の意向」というのがあまり刑法犯の扱いや量刑に関して影響を及ぼすべきではないと思っている(そうすると遺族のいない被害者や家族内事件が相対的に軽くなる、というかすでに軽くなってませんか?)のですが、こういう声があるってことは留めておきたいです。一般的に求められる被害者遺族像とは違うのかもしれないですけどね。