政治は友愛じゃなくて恋? ー城内実支持リベラルという存在からー


いつも読ませていただいている「vanacoralの日記」様で、こんな記事がありました。

http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20090910

 知っている方も多いとは思いますが、この記事で上がっている方に限らず、城内実を支持するリベラル・左派系ブロガーが結構いるわけです。この記事はその一例です。当初はなぜ彼を支持するのか意味不明でした。もちろん、「小泉チルドレンの象徴である片山さつき氏の敵」「郵政選挙の象徴ということになった人」だからというのも大きいでしょう。しかし、斉木武志氏でも良かったわけです。彼を支持しながらレイシストではないというのは、7回裏に六甲おろしを歌いながら阪神嫌いっていうぐらい無理があると思います。そして、リベラル・左派でレイシストというのが理解できません。矛盾しているように感じます。まあ個々の政策に賛成の部分があるというならまだしも、読んでいる印象では「心意気」とか支持しちゃってるようですね。私には、それが恋のように見えます。まあ、あんなにネットにリアクションしてくれる国政レベルの政治家は彼一人でしょうから、そうやって政治家とコミュニケーションがとれるのは嬉しいし、「惚れてまうやろー」なのかもしれません。

この人、郵政選挙でつぶされた可哀相な人だよねー。
    ↓
ちょっと応援してみよー。
    ↓
あ、返事してくれた!政治家なのに真面目な人!キュン。

みたいなことかなぁと。恋してしまえば「あばたもえくぼ」でレイシズムだって目をつぶれるかもしれません。私には「千年の恋も醒める」気分ですが。
 あと、小泉支持をせずお手軽に「9条は守りたいけど左だけじゃなく右にも理解を示す寛容で中立な私」を演出するには一番良かったのかもしれません。
 ちなみに、私はこれから城内支持ブロガーは残念ながら増えると思っています。理由は、

1:妙にテレビで持ち上げられている。
2:レイシズム騒動も少しずつ希釈されていく。
3:今回の選挙で「ネットの影響力なんて低い」と明らかになりました。その中で、政治家は「ネットよりテレビ」となっていく可能性は高いと思います。そうすると城内が数少ない「ネットを大事にする政治家」として前に出る可能性があるかなと思います。