spikers’ kaikaku

河野氏、総裁になればみんなの党と合流も

 自民党総裁選に立候補している河野太郎元法務副大臣は18日夜の民放ラジオ番組に出演し、「自民党を立て直せば、渡辺喜美元行革担当相をはじめ、みんなの党に行ってしまった仲間に『戻ってきて』ということはできる」と述べた。自らが総裁になればみんなの党との合流もありうるとの考えを示したものだ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090919/stt0909190046000-n1.htm

 実際の総裁選では谷垣氏が有利だそうですが、どうもメディアにしても世間にしても意中の人は河野太郎氏のようです。脳死移植法案で注目されたのもあるでしょうが。今回出ているようにみんなの党との合流を口にするぐらいですから新自由主義小泉改革を標榜しているようです。現に自民党は小さな政府を目指す政党にすべきだと言っていました(新自由主義で民営化とか自助努力とかを訴える政治家が軒並み世襲なのが新自由主義の本質を表していますよね?)。
 さて、私は疑問に思います。「なぜ新自由主義とか小泉改革が今だにウケるのか?」ということです。


 そこにも「懲罰感情」があるのではないかと思います。新自由主義は官僚と社会的弱者に懲罰的な扱いをすることができます。それがウケたのだろうと。そこでは自分の利益よりも、他人の利益を減らすことが重要視されます。スパイト行動ってやつです。

参考:http://www.webees.jp/keynotes/2009/03/post_78.php
参考:http://www.momoti.com/blog2/2007/10/post_42.php

 また、スパイト行動は日本で多いという可能性が示唆されています。なぜ多いかはよくわからないですが。
参考:http://www.cns.atr.jp/nou-ikasu/yomu200612/contents/session1.html


余談ですが、最近は去年の格差社会や貧困への話題の高まりも、結局は「この問題に対応できなかった政治家や官僚を叩く」ことが高まりの源泉であったのかなと暗い気持ちになります。雨宮処凜さんが「貧困問題が飽きられないように」と言っていたことがありますが、現状では飽きられているといってもいいすぎではないでしょう。